自己紹介代わりの思い出話
私の自慢の祖父(爺)の話。
まあ聞いて下さい(╹◡╹)
授業は聞かず、登校さえサボることもあった、遊びたい本能丸出しの中学時代。
私は期末テストで凄まじい結果を出してしまった。
数学だけ100点で、残りはなんと30点未満。。
これを知ったお袋が、爺に答案用紙を見せた。爺はたまたま九州からはるばる我が家へ来ていたのだった。
「お義父さん、見て下さいよこれ。」
この爺は生涯を中高教師として過ごした人で、お袋としては喝でも入れて欲しいと考えたんだろう。
ところが。
「ほう、そうね。隼人は授業中に遊んでばかりね。」
爺は九州訛りでぶつぶつ呟きながら答案をゆっくり見た。次に私の顔を見た。そして最後にお袋を見て、こう言ったのだ。
「由美子さんや、これでいい。全部80点よりも、1つだけいつも100点、あとは0点。この方がよっぽどいい。」
教師としてあるまじき発言(╹◡╹)
爺は教師だったと言ったが実は数学教師で、孫の私のオンリーワンが数学であったことを微笑ましく感じたというのがあるかも知れない。
しかしそれを抜きにしてなお、ずっと時が下って大人になってから私は徐々に爺の言葉を理解するようになった。
どう理解したのかをここでは詳しく述べないけれど、40代の今、私の人間観はこのワンシーンの記憶にしっかり乗っかっている。
専任指導教育者であり教育部長。
私の「記憶」がどう生きるか、これからが見ものだ。
いや、さすがに1つだけ100点で残りが0点はダメだと思うけど(笑)。
ともあれ今日も皆さんお疲れ様です!
写真は窓に映した私である。ボヤけてわからんね(╹◡╹)